ピロリ菌がん・潰瘍

ピロリ菌は、胃がん・胃、十二指腸潰瘍・慢性胃炎発症の最大要因です。

●胃がん患者のピロリ菌感染率

60%〜100%

●胃潰瘍患者のピロリ菌感染率

 70%〜90%

●十二指腸潰瘍のピロリ菌感染率

 80%〜100%

●慢性胃炎患者のピロリ菌感染率

 70%〜80%

ピロリ菌の検査

ピロリ菌の感染の有無を調べる検査には、次のようなものがあります。

●内視鏡検査

胃粘膜の組織の一部分を採取して調べます。

●尿素呼気テスト

尿素を含む検査薬を飲んで、20分後の呼気にピロリ菌が 尿素を分解し作られた特定の二酸化炭素があるかどうか を調べます。

●抗体/抗原測定法

血液や尿に含まれるピロリ菌の抗体や、便に含まれる抗原の有無を調べます。

ピロリ菌治療

胃潰瘍の治療薬の1種であります「プロトンポンプ阻害薬」と、「アモキシシリン」、「クラリスロマイシン」の2種類の抗菌薬を1週間内服します。7日間毎日内服した場合の除菌率は80〜90%です、きちんと服用しないと除菌効果が下がるので、処方された通りに飲むことが大切です。

除菌できたかどうかは4週間後に検査をして確認します。除菌できてない場合は、再除菌を行うこともあります。この際にはクラリスロマイシンに変えて、抗原虫薬の「メトロニダゾル」を用いると効果が高いと考えられています。「メトロニダゾール」は、2007年8月から、保険適用が認められました。

●薬の副作用

下痢・軟便が多く、次いで味覚異常・口内炎、発疹等があります。重篤な副作用を起こすことは非常にまれですが、激しい下痢、発熱、腹痛を伴う下痢や血便、また呼吸の乱れなどが起これば、速やかに受診する必要があります。

●除菌後の注意

ピロリ菌が除菌されると、胃の働きが正常に戻り胃酸の分泌が増加するため「逆流性食道炎」を起こすことがありますので、胸焼けなどの症状があれば医師にご相談ください。また、胃の調子がよくなることによる食べすぎにも注意しましょう。

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